第13回
もう一人の自分は、今どこを走っているか
面白かった残りの半年の留学生活でも書こうと思ったが、やめて
正直に今のサカシタニホンコンの姿を書くことにしました。
以前、
「自分の魂が、ついてきているか」
という話題になったことがある
その時ニホンコンは
「私の魂、ついてきてるというより、先にいきすぎていて、追いつけん。」
と、書いた記憶がある。
ここで言っておくと、サカシタニホンコンは何かの宗教に属しているわけではありません。
あくまで。
「なりたい自分像が今の自分から遠すぎるが、それを必死で追いかけている」
という今の現状から、そう言ってみたまで。
でも、最近思う
「追いつけん」、のではなく
むしろ、「追い付かれそう」
とはいうものの、その感覚たるや、相当曖昧なものなので、自分自身でさえも、うまく言葉で説明できるか解らないが。
その理由はこうだ
最近のサカシタニホンコンは、心の中が忙しい。
どんどん、どんどん、いろんなものを外に出しているような気がする
いわゆる「アウト」の作業
確かに
ちょっと前に比べて、すごくいろんな人に会っているし
写真を見せる機会はケタ違いに増えたし
週末は必ず写真の用事が入っているし
文章はこうして毎週コツコツと書いているし
嬉しいんだけど
今までのニホンコンのペースで書いたり、表現したりしていたら
どんどんやってくる、人との出会いや、表現の場所に追い付かない
普段は、いろんなことを感じて
ハートにためて、(イン)
その感じたことを、あらゆる形で
外に出して(アウト)いくっていうのが正常なパターンだと思う。
最近のニホンコンは、ためてる暇、インがなくて、アウトが多い
このままいくと、スカスカしちゃうと思う。そんなに人生の貯金があるわけでもないから
このままいくと、アウトし続けていくことが、目標になってしまう
そしたら、私を追い抜くであろう、もう一人の私が、横目であざ笑うだろうな。
だから
一旦、インの作業をする。
具体的には、「何かを感じる」ってことなのかもしれない。
私の場合。
それからダッシュして
後ろを振り返って
まだ追い付いていないなと思ったらちょっとだけ休んで
また走り出す
必死で追いかけてくる、もう一人の自分に、追い付いたらおしまい
追い抜かされたら、ついていけない
奴は足がはやいから
なので、時にこうして、立ち止まる時もあります。
また、ひと休みする時もあります。
でも、もう一人の自分の足音が聞こえた瞬間に、また走り出します。
今日はこのくらい。
7月1日 サカシタニホンコン