ちょっと前の話になりますが、結構つよい地震がありました。

サカシタニホンコンは、幼少時代、東海大地震が来る来る!

と言われて久しい静岡県で育ちました。


防災訓練はかなり頻繁に行われており、不意打ち防災訓練から(その日の何時か不明)、

家族の引き取り下校つきの訓練など、いろいろ行っておりました。


笑われるかもしれないけど、小学校時代は、黄色帽子に変わり、

黄色ヘルメットを着用して、登校していました。(全国共通かと思ったら、全然違うのね)


サカシタニホンコンは、大学時代住んでいた大阪で、阪神大震災も経験済。

震度5ってのもすごかったけど、その時間に起きていた自分もすごいなと。

(さすが大学生)


そうそう、それで、今回の地震の時には、仕事で「新宿リキッドルーム」にいたんですわ。

あの、ただでさえ人々のジャンプで、床が落ちるんじゃないかと言われてる、ボロいビル。


まあ、揺れました 揺れました。結構恐かった。


思ったのは、ここで災害が起こったら、ひとたまりもないなと。

地震が起こるなら、せめて自分の居住区、杉並に居るときにしてくれ、と。


なにせ、繁華街はビルも何でも大きすぎて、人間なんて吹き飛ばされてしまうよ。

でも、それが、現実として「東京に『住まわされている』証拠なのだろう。



サカシタニホンコンが東京に住み着いた理由が、

「都会」、「可能性のある場所」、

そして「自分のチャレンジに、限りなく答えてくれるところ」というものだった。


ただ、「華やか」で、「巨大」な「首都」っていうのは、本当に大きくて、

実はそのかけらも分かっていないんだな、と、ひしひしと感じた。


地震の時に、今自分がいる場所からの、逃げ道も分からないようじゃ。


東京で暮らす、ということは


家賃が高いから 働かなくちゃいけなかったり、

いい会社だから やめられなかったり、

毎晩楽しいから 遊びの誘いはひっきりなしにあったり


でもね、原点に戻ると、なぜ自分がここに来たか。

毎日の生活に忙殺されると、とかくこのことを忘れがちですが。





東京という場所に、押しつぶされることなく、

「自分の暮らすところ=トウキョウ」で確立したいものです。


そしたら、地下鉄の乗り換えが解ることで、自慢することもないし、

美味しいところを沢山知らなくてもいいし、月1回ご褒美マッサージにいかなくてもいいし、

たくさんバックを買わなくてもいいかもしれない。

サカシタニホンコンは、いつかこのまちを離れるときがくる、と思っています。

あと5年かもしれないし、もしかしたら10年、20年後かもしれない。

いずれにせよ、居る間に、できるだけのことをしよう、

サカシタニホンコンの生活をしようと思う。


そしたら、もし、地震で押しつぶされることがあったとしても、

東京に押しつぶされたとは 決して思わないだろう。




6月3日 サカシタニホンコン