第8回 なにごとも つづける と いうこと




「けいぞく は ちからなり」と昔のひとはいいましたが、力になるかどうかは置いといて、

「つづける」ことに意味がある、とニホンコンは思っております。

5月20日で、北京留学の話をしましたが、

サカシタニホンコンは、なんと11歳のときから、中国語を勉強しています。

中国語をはじめたきっかけは、自分からやりたいと言ったわけではなく、

モノズキなサカシタニホンコンの母親が「やらせた」のです。



母は、昔から私と姉を「一芸に秀でた」人間に育てたかったようでした。

最初英語がよかったらしいのですが、英語のはなせるガキは既にゴマンといたので、

「中国語なら『ニーハオ』って言っただけでも特技になるじゃろ」というのが理由。

かなり単純だが。

そこからカルチャーセンターに通う日々が始まったのです。

最初は興味本意ではじめたものの、専ら「習得したい!」なんて気持はさらさらなく。

しかも当時80年代は中国語を勉強したからどうだ、

といえるほど、中国も注目されておらず、ただのマイナー言語を細々と続ける女の子でした。

やめようと思った時もちょっとはあったと思いますが、

ただ、折角はじめたので、もったいないと思い「とにかく続けること」だけを目標にずっとやっていました。



それが、中国へ留学やら、香港へ就職、日本に帰ってきてからも、

ミュージシャンのプロモーションビデオの撮影で、一緒に香港にいったりできました。

これも、11歳のサカシタニホンコンが中国語をはじめたことと、

それを「つづけた」からこそ出来たものだと、実感しております。

今、東京ライフにおいて、表現の会「小林喫茶」という月1回の集まりに参加しています。

その小林喫茶とは、毎月違ったテーマにそって、何か表現物を作ってきて、それを発表する場です。

その会も先週の土曜に50回をむかえました。

お休みしている月もあったので、余裕で5年目に突入してるんです。



かなり驚異的なことかもしれない。

何ごともそうかもしれませんが、長く続いて今に至るまで、順風満帆だったワケではないのです。


そりゃ、途中、中だるみするでしょう。

イライラするときもあるでしょう。

伸びない時期もあるでしょう。

出せないこともあるでしょう。

気分がのらない時もあるでしょう。

それどこじゃない日も、きっとあるでしょう。


みんなそうだと思うんです。

ただ、長い目で見た時に、違いがでるのは、才能でも、運というよりか。

「つづけた」か「つづけなかったか」で違いがでると思うんです。


つづけた結果が、自分の目標とは違ったかもしれない。

でも、違った世界が見えるかもしれない。少なくともつづけなかった結果より。


サカシタニホンコンは、今毎週火曜日に更新されています。

今はこれを「つづける」ことが精いっぱいだけど、同じくらい精いっぱい 楽しい。


この先何が見えるか分からないのですが、今はつづけることが大事。

今、つづけるかつづけないか悩んでる人は、ぜひつづける方向をとってみて。

立ち止まって 考えてからでもいいから。



5月27日 サカシタニホンコン