最近、と言ってもここ2、3年、「癒し」という言葉をよく耳にする。癒し、、、、非常に嫌いな言葉である。
いえる【癒える】1.病気や傷が治る。全快する。本復する。
2.怒り、悲しみなどの気持や心の悩みなどが消えて治まる。
つまり、癒すとはこれを行うものを指す。
「癒し系」、「癒されたい」こう聞く度に腹が立つ。第一に今の世の中にあるこの言葉、非常に商売くさい。メディアくさい。モノを売るためのキャッチフレーズ以外の何物でもない。メディアがこの言葉を使うと、世の中の人々はみんな疲れているなんてことを、勝手に想像させる。またそれに火をつけるように人がその言葉に飛びつく。もうやめてくれ。いいかげんにしてくれ。たとえどんなに僕が疲れていようと、おまえらの提案する「癒し」とやらで治まる疲れくらい、寝てりゃ無くなる。メディアに「癒し」と出るたびに、どんどん「癒し」という言葉の品格が落ちていく。もうやめてくれ。本来、もっと精神性をもった、神秘性をもった言葉のはずじゃないか。
癒されたいなんて言ってるやつにかぎって、自分勝手で、わがまま。人に癒してもらおうなんて思うその傲慢さと甘えがある限り、あんたには絶対無理。本当に癒しを求めるならば、すべてを許し、受け入れなさい。そうすれば疲れる事は何もない。そう、神様、仏様はおっしゃっている。
あーあ眠たい。徹夜明けでラディカルな文章。宗教くさいが無宗教。あーすっきりした。
yasuhiro chida
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